代謝性疾患とは、糖尿病や肝性昏睡、尿毒症などの代謝性の疾患がある病気のことを言います。代謝性疾患の病気は、代謝の異常によって、それぞれいろいろな臭いを発生します。
糖尿病では、アセトン臭、ケトン集がします。代謝の異常でアセトンが増加して、しまうために起こります。
アセトン臭は甘酸っぱい、りんごが腐ったような臭いがすることが特徴です。また、肝性昏睡では、ねずみ臭。尿毒症では、アンモニア臭が発生します。
このように代謝性疾患は病状によって、さまざまな臭いが発生する病気です。ですから、異常によって口臭が発生するのは、しょうがないでしょう。
しかし、代謝性疾患自体を治してしまえば、このような口臭は、防げます。代謝性疾患の場合、代謝に異常があるので、運動をしたり、健康な食生活をすることで、改善していけるでしょう。
また、代謝を助ける栄養のある食べ物を摂ることも大切です。代謝性疾患は治療に時間がかかりますので、それぞれの治療にあった食生活をしましょう。
代謝性疾患と歯周病には、深い関係があるものがあります。口の中を清潔にしないで、歯周病になると、糖尿病も悪化します。
また、糖尿病も歯周病を悪化させるので、どちらも治せるように、気をつけなければなりません。
口腔内疾患とは口腔内に異常がある場合の病気です。
口臭の約90%が口腔内に原因があるものです。食べカスや口腔内の代謝によって剥がれ落ちた上皮、血液の成分などのタンパク質が、口腔内に常にいる細菌によって、分解されることによって、メチルメルカブタンや硫化水素、ジメチルサルファイド などの、揮発性硫黄化合物がはっせいいしています。
当然、口腔内疾患の場合、口腔内は正常な働きをしていないため、これらの嫌気性菌が、多く発生してしまうので、口臭のひどくなります。
口腔内疾患の原因としては、口の中の不潔や、舌苔(したこけ)の異常、歯肉炎や歯周炎、義歯の不具合、口内炎、口腔内の悪性腫瘍などがあります。これらの異常のため、口の中の唾液の分泌にも異常をきたし、正常な状態の口腔内が保てないために異常な口臭がしてしまうのです。
しかし、口腔内疾患の場合、口の中を清潔にすることで、病気を改善することが出来るので、それほど、問題がある口臭ではありません。口腔内疾患は、日常生活のケアや、歯医者さんで治療することで、回復していくので、しっかりとケアをしていきましょう。
口腔内の細菌は、正常な状態でも、繁殖する物です。しかし、口腔内菌の働きは、唾液の分泌で抑制することが出来ます。唾液の分泌のコツや、唾液が出ない時間帯などを知り、口腔内の状態を、正常な状態に保つ努力をしていきましょう。
また、口腔内細菌は、汚い物だと思われがちですが、口腔内の細菌と一生懸命戦ってくれている細菌もいます。その細菌を助ける努力をすることも、口腔内疾患を治すのにいいと思います。
口腔細菌とは、年齢や男女、健康不健康に関係なく、口腔内に存在する細菌のことです。(例外として、10ヶ月までの赤ちゃんの口にはいません)
善玉菌や悪玉菌など、だいたい、300種類くらいの細菌が数千億個くらい、口の中にいます。その口腔細菌の70%くらいは口の中の環境を整えてくれています。口腔細菌を、管理してくれているのが、唾液です。
ですから、口腔内が乾いてしまうと、口腔細菌が増えてしまって、バランスが保てなくなってしまうことで、細菌が増えてしまいます。その大量なった細菌が、食べカスを食べて、分解することによって、たくさんの歯垢(しこう)が作られてしまいます。
また、歯垢(しこう)が歯石となることによって、さらに臭いを放つので、口臭の原因になります。唾液の分泌量を保つことは、大切なことなのです。睡眠時や空腹時などは唾液の分泌量が減ってしまうので、口腔細菌が活発なり、口臭が発生してしまいます。口腔細菌と唾液のバランスが崩れるためです。このようなことが無いように、口の中を清潔に保ちましょう。
ただ、口腔細菌を、すべてやっつけようとして、強力な洗口剤や歯磨き剤を使ってしまうと、口の中をキレイにして、悪玉菌と戦ってくれている善玉菌などの良い菌まで、殺してしまうと、余計に、口腔細菌を増やしてしまうことになることもあるので、気をつけましょう。
口腔細菌の中でも、良い菌もいます。もちろん目で見て、わかる物ではないのですが、大切にしましょう。口腔細菌にバランスよく働いてもらうためには、唾液が一番です。餌になる、食べカスや歯垢は、口臭の原因になってしまうので、もちろん、取り除かなければならないので、口の中をキレイにする努力はしましょう。
舌先がピリピリして痛かったり、火傷したようにヒリヒリして痛いなどの症状の病気を舌痛症(ぜっつうしょう)といいます。
舌痛症(ぜっつうしょう)は、ホルモンバランスや自律神経の異常などの原因だと言われています。舌痛症(ぜっつうしょう)更年期を迎える40代から50代の女性に多く見られる症状のようです。更年期はホルモンのバランスが悪くなるので、多いのは、しょうがないのですが、最近では、年齢にかかわらず、舌痛症(ぜっつうしょう)の患者さんが増えているようです。
では、どうして舌痛症(ぜっつうしょう)になるんでしょう?舌痛症(ぜっつうしょう)の原因は、大きく分けて、2つあります。
1つは、病気によるものです。
舌痛症(ぜっつうしょう)はビタミン不足や、歯周病、動脈硬化、糖尿病などで起こります。
もう1つの原因は、心因的なものです。
舌痛症(ぜっつうしょう)は、ほぼ、こちらの場合が多いでしょう。うつ病の、気分の変化による口の渇きや、心気症による思い込み、舌がんかもしれないなどの妄想症外などが原因のようです。
このような症状に悩ませる人の舌には、ほとんど異常がありません。思い込みによる舌痛症(ぜっつうしょう)の場合は、精神科への受診を進められることもあります。また、舌の磨き過ぎや、歯の刺激によるものの場合もありますし、口腔症や舌がんなどの原因の場合もあるので、一度、歯科的治療をすることを、お勧めいたします。
病気による舌痛症(ぜっつうしょう)や、舌の荒れによる舌痛症(ぜっつうしょう)、心因的な舌痛症(ぜっつうしょう)など、さまざまですが、ビタミンをしっかり取ることで、改善できる場合もあるので、試してみてください。
呼吸器疾患(こきゅうきしっかん)とは、呼吸器(上気道、気管・気管支、肺、胸膜等)に起こる
疾患の総称です。呼吸器疾患(こきゅうきしっかん)が起こると、呼吸器のさまざまな部分に影響が現れます。
全身に由来する口臭の原因として呼吸器疾患(こきゅうきしっかん)があげられますが、これらの口臭を抑えるには、呼吸器の病気を治さなければなりません。
呼吸器疾患(こきゅうきしっかん)の場合、鼻や喉などの場所に症状が出ます。鼻や喉は口とつながっているため、鼻や喉がおかしくなると、口でカバーしようを思って、口腔内の働きが活発になり、唾液の分泌量が減ってしまいます。
原因が鼻の場合は、鼻呼吸ができなくなるため、口呼吸にすることによって起こります。また、原因が喉の場合は、喉を潤したり、キレイにしようとする効果が働くので、口の中の唾液が少なくなるわけです。
このように、口以外の機能の問題が起こっても、病気のストレスや、病気による口の渇き、病気による薬の使用などで、唾液の分泌量が減ってしまうので、口臭の原因になってしまいます。口臭の原因は、ほとんどが、口腔内にあると言われていますが、口腔内ならば、キレイにすることで、防げる口臭も、病気が原因で起こる口臭の場合はその病気を治さなければ、治らないのです。
呼吸器疾患(こきゅうきしっかん)は、胃の調子が悪いと、げっぷをしたときのような臭いが口の中で、ずっとします。もしこのような症状が見られる場合は、呼吸器疾患を疑いましょう。口臭には、さまざまな原因があります。原因が明確な物も、そうでないものもありますが、症状が疑わしい場合は、必ず、医師に相談しましょう。
消化器疾患(しょうかきしっかん)は消化器官すべての病気の総称です。
では、消化器官と言うとどのくらいの範囲のことを言うのでしょう?口腔内や咽頭、食道、胃、小腸、大腸、肛門、肝臓(かんぞう)、膵臓(すいぞう)などの、消化の役割を果たしてくれている場所すべてのことを言います。
消化器疾患(しょうかきしっかん)の場合、症状として、最も多いのは腹痛です。便秘や下痢などの症状がでます。調子が悪い場合は、肛門から出血することもあります。
その他の症状として、吐き気や胸焼け、それによる食欲不振、味覚障害や体の倦怠感などがあります。このような、すべての症状を見てもわかるように、口臭の原因となってもしょうがない症状ばかりなのです。
便秘や食欲不振、吐き気や、胸焼けは、食べ物をおいしく食べて、体外に出すという機能をすべて狂わせてしまいます。便秘で言えば、宿便が溜まって、細菌が宿便を餌にする事によって出る口臭。食欲不振で言えば、空腹時の口臭や、唾液の減少。吐き気や胸焼けでは、食事もまともに取れません。
このように消化器疾患(しょうかきしっかん)の場合、さまざまな原因のせいで口臭が発生します。体の健康は、口の中の健康です。暴飲暴食や、不規則な生活による消化器疾患(しょうかきしっかん)かもしれないと思い当たる人は生活の改善をしていきましょう。
思い当たらないけど、症状は当てはまるかもしれないという方は、医師に相談しましょう。消化器疾患(しょうかきしっかん)は、内科、歯科、耳鼻咽喉科など、さまざまな病院で、相談出来る病気なのです。
腎疾患(じんしっかん)は、高血圧、尿の異常(尿蛋白、血尿、混濁尿、乏尿等)、発熱などの症状が見られます。このような症状のため、食欲不振や食欲減退、下痢や嘔吐などの症状が出ます。
腎疾患(じんしっかん)によって、尿に異常があるため、頻尿になったりもします。食欲不振になることで、唾液の分泌量も低下してしまうので、口臭の原因となります。
また、下痢や嘔吐を繰り返すことによって、消化機能が低下してしまうため、唾液の分泌量も減ってしまい、口臭の原因になるのです。
また、このような状態になると、体内の水分のコントロールが出来なくなるため、唾液の減少にもつながります。口の中がドライマウスの状態になるため、口臭が発生しても仕方がないのです。
このように、腎疾患(じんしっかん)においても、口臭の原因となる症状が多すぎるので、全身的な病気の口臭の仲間になっているのでしょう。
腎臓などの病気は、体の不調を口の中に教えてくれますが、気づくのが遅い場合があるそうなので、気をつけましょう。病気による口臭は、その病気を治さない限り治りません。症状と照らし合わせてみて、疑わしい場合は、しっかりとした診断を受けましょう。
口の中や、舌は、体調を教えてくれる大事な場所です。腎疾患(じんしっかん)以外の病気にも、同じことが言えるのです。口の中は、誰よりも清潔にしている自信があるのに、口臭があったり、虫歯も何もないのに、口臭がある場合は、病気の心配があります。
内科的診断を受けて、健康な体と、健康な口を保ちましょう。口臭は原因を知って改善していかなければいけない病気です。
肝疾患(かんしっかん)の治療として、食事療法があります。口の中に異常がある場合、食事療法がうまくいかないことがあるので、口の中の健康を保たなければなりません。
肝臓は、栄養素の処理や貯蔵(ちょぞう)、分解、排泄などをしてくれています。特に、タンパク代謝、脂質代謝、ビタミン、ホルモン代謝など代謝においてさまざまな役割を果たしてくれています。体の健康をバランスよく代謝してくれる肝臓が悪くなると、ホルモンのバランスが崩れることで、唾液の分泌量も減ってしまいます。
もちろん、このドライマウスの状態になれば、口臭がしても、仕方がないのです。しかし、肝疾患(かんしっかん)になった場合は、ドライマウスなどが原因で、口腔内のバランスも悪くなり、口の中が出血しやすい状態になることがあるので、なおさら気をつけなければなりません。
また、肝疾患(かんしっかん)の症状として、食欲不振や、嘔吐などがあります。このような状態では、唾液の分泌量は増えませんし、食べられなくて、空腹の口臭も、してしまうでしょう。体の病気による口臭は、病気自体を治さないと、治りません。
肝疾患(かんしっかん)の場合、それでも、口の中を正常な状態にしておかなければ、食事療法が、できないので、厄介です。口の中を潤わせるために、ガムをかんで、唾液の量を調整したり、保湿剤などをつかって口の中の潤いを維持していきましょう。
このように病気の口臭原因はさまざまで、解決方法もさまざまですが、体の不調で、口臭が気になる場合は、医師の診断を受けて、しっかりと治療を受けて、体とお口の健康を保っていきましょう。
トリメチルアミン尿症とは、生まれつき、先天的に分解酵素であるトリメチルアミン酸化酵素が欠落している病気のため、血液中に分解されなかったトリメチルアミンが流れ出て、口や体から、独特の臭いを発生させてしまう、先天性の疾患です。
トリメチルアミン尿症の特徴的な臭いは、魚臭い臭いがするのですが、口臭だけではなく、体臭からも発生してしまうので、厄介です。その、魚のはらわたのような臭いは、強烈で、臭いをかぐと、気分が悪くなってしまうほどの物です。
トリメチルアミン尿症は、魚臭症(ぎょしゅうしょう)とも呼ばれていて、口臭の中の、唯一の遺伝性の病気です。
通常、口臭は、遺伝では、発生しませんが、トリメチルアミン尿症のみは、遺伝による物です。また、先天性の病気のため、もともと、酵素が無いわけですから、治療による回復は、期待できないのです。簡単に言うと治りません。
家族に、トリメチルアミン尿症の人がいる場合は、トリメチルアミン尿症になる可能性があると言うことですが、トリメチルアミン尿症は劣性遺伝のため、すべての人がなるわけではなく、確立も低いのです。
しかし、トリメチルアミン尿症は完全治癒がない病気なので、とても厄介な病気です。口臭や体臭があると、かなりにストレスを感じる物です。それに一生付きまとわれるわけですから、並大抵の苦痛ではありません。
また、トリメチルアミン尿症は尿の臭いまで、魚なの生ぐさい、ひどい臭いがします。口臭予防や体臭予防は、当たり前のようなエチケットですが、この場合だけは、臭いを和らげることは、出来ますが、なんともならないので、一生関わっていかなければならない病気なので、辛い病気だと思います。
鼻疾患(はなしっかん)やアレルギー鼻炎などは、鼻が詰まって、塞がった状態になるため、必然的に、口呼吸になってしまいます。口呼吸をしてしまうことによって、口の中が乾燥してしまうと、唾液が減ってしまい、お掃除役がいなくなってしまうため、唾液による殺菌作用が低下するため、口の中に細菌が、増えてしまうことによって、口臭の元を作り出してしまいます。
鼻疾患(はなしっかん)が見られる時は、鼻の中だけではなく、のどの中にも、汚れが蓄積している場合が多いので、そのままの状態で、口呼吸をすることによって、口の中は乾燥しますし、鼻疾患(はなしっかん)によって、鼻の中の臭いまで、出てしまい、悪循環です。
口臭を気にしているけど、鼻疾患(はなしっかん)で、鼻呼吸ができないという人は、耳鼻科に行って、治療することをオススメします。鼻疾患(はなしっかん)による口呼吸も、口臭原因になりますし、鼻疾患自体も口臭の原因にもなります。治るまでは、口呼吸しか出来ませんが、鼻の中の汚れや、のどの汚れを取ることによって、口臭の予防にもなるので、いいと思います。
鼻疾患(はなしっかん)は、口臭の原因になる口呼吸を引き起こす以外にも、大切な唾液の分泌量も減らしてしまう効果があるので、早期治療をオススメします。このように、鼻疾患(はなしっかん)と口呼吸は、密接な関係がありますが、鼻疾患(はなしっかん)さえ治せば、口呼吸は、すぐ治るでしょう。
もともと、動物は、鼻呼吸なのです。人間は、物を食べたり、話をしたり、口を使うことが多いので、口呼吸ができるように、進化してしまったのです。
もともとの正常な状態に治して、唾液が作られる、口の中を作りましょう。唾液があれば、口臭の心配も減るので、安心です。鼻疾患(はなしっかん)は早めに治しましょう。